37.がんばれ三岐北勢線
近鉄に見放され、廃止の危機に瀕していた北勢線は地元三岐鉄道に拾ってもらうことで生き延びることができました。この4月から三岐鉄道北勢線として再スタートを切った同線では、早速「三岐カラー」の車両が登場するなど、着実に「三岐化」が進んでいます。
ほとんどが画一化された車両ばかりになってしまったこの路線にあって、200系は旧三重鉄道時代からの生え抜きで、トレーラー化されてしまったとはいえ特徴的な連接構造はそのままであり異彩を放っています。現在はモ276と4連を組み、早朝の西桑名〜北大社・楚原間を2往復する運用についています。
6月14・15日に北勢町で開催されたアジサイ祭りに合わせて6月1日から15日までのあいだ運用変更が行われて、普段は入らない終点阿下喜まで200系が顔を出しました。ペアを組むモ276は最初に「三岐カラー」化された車両で、この時点では唯一運用されている新色でもあり注目を集めました。
今回はその200系を追い掛けてきました。
4連同士の交換。 いまではほとんどの車両がこの顔。内部・八王子線はもうちょっと特徴があるのですが・・・。
右に写っている社員の方は各駅でごみを集めているようで、前の列車から降りてごみを集めた後、この列車に乗り込んでいました。
馬道
阿下喜を目指して。 楚原以遠ではポツリポツリと撮影者の姿が見られました。
阿下喜〜六石
上の「後打ち」です。 残念ながら「西桑名」行き・・・
阿下喜〜六石
阿下喜に停車中。 この駅も移転の話があるようです。
阿下喜
駅構内にはアジサイが綺麗に咲いていました。 車両の連結面を見ると特徴的なジャンパ線が目に付きます。
阿下喜
三岐カラーのツーショット(^-^) 六把野付近
とりあえず車両の置き換えという話は無いようです。 少しでも長い同車の活躍に期待したいと思っています。
北大社〜六把野
撮影は全て2003年6月15日