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25.ふくしまの煙

福島県にある2施設に本物の蒸気機関車が活躍しているところがあります。先日、駆け足ですがこの2施設を訪問してきましたのでご紹介したいと思います。

グリーンピアニ本松

大規模年金保養基地「グリーンピア」全国12ヶ所のうちの1つ。宿泊施設、温泉保養施設、スポーツ・レクリエーション施設があり、施設の周りを1周するように線路が引かれている。

機関車は昭和62年協三工業製、10tB型タンク機で、テンダーに見えるのは客車用電源車。重油焚き。4輌の客車を従えて約1.3kmの線路を走ります。

残念ながら、6月末でグリーンピアニ本松は閉鎖されることになっています。これら車輛達の去就が注目されます。

朝、車庫から出た機関車はバック運転で逆走してきます。
実は、客車は車庫(駅に併設)から300mほど戻ったコースの途中に留置されています。
客車を連結後、ブレーキテスト等を行うあたりは「本物の鉄道」と同じです。
そして始発列車に備え、駅に向かいます。

やながわ希望の森公園

キャンプ場やフィールドアスレチック、つつじやさくらの森などがある自然公園です。阿武隈急行のやながわ希望の森公園駅からのアクセス用で、約800mの道のりを往復しています。

機関車は昭和62年協三工業製、6tB型タンク機。石炭焚き。3輌の客車を従えて往復しています。

公園側の東口駅を出発し、西口駅に向かう「さくら1号」
東口駅に到着した列車は、すぐに機関車を切り離します。
そして、両終端部に設置された転車台を使って方転し、機回しの上折り返し運転されます。

撮影はすべて2002年6月1日

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