18.特雪出動〜DD14〜
信越国境付近では、昨年末から今年年頭にかけて連日のように大雪が降り続きました。
連日のラッセル車や除雪モーターカーでの除雪作業により線路際に寄せられ、押し固められた雪が作業に支障をきたすレベルに近づいてくると、ロータリー除雪機関車の出番となります。特殊排雪列車、通称「特雪」の出動です。
1月7日、信越線で今シーズン初の「特雪」が出動することとなりました。
遠くから独特の音を立てながらゆっくりと近づいてきました。DD14型の背合重連です。 ウイングを一杯に広げ、雪を掻き込み、そして飛ばしています。
関山〜二本木
先頭に立つ機関車は前方投雪型に改造されたタイプです。 この付近は除雪を考慮してか、線路と架線柱が通常よりも離れて設置されています。
関山〜妙高高原
後ろ(直江津方)の機関車は投雪装置がオリジナルの側方投雪型です。 関山〜妙高高原
妙高高原までの運転が多いという話を聞いたことも有りますが、今回は黒姫まで運転されました。 妙高高原〜黒姫
黒姫からの返しの運転です。投雪装置がオリジナルのままのロータリーヘッドですので綺麗な投雪が見られるそうです。が、思ったより手前でウイングを閉じてしまいました。(右手の白いもや状のものが投雪した雪です) 黒姫〜妙高高原
踏切を通過直後、すぐに投雪を再開。たしかに綺麗な投雪です。 非常に悔しい思いをした瞬間でもあります。
黒姫〜妙高高原
撮影はすべて 2002年1月7日